2004-12-30
外科矯正を始めて半年になります。混合医療が全面解禁になっ場合、外科矯正が保険適用外になることは有り得るのでしょうか?はじめまして。 こんばんは。
今現在、私は外科矯正を始めて半年になります。手術をするのは、来年の夏頃になると思います。質問は実際の治療に関してではないのですが、 聞いてください。
先日、一般歯科に行ったときに混合診療に関するポスターを見ました。
気になり少し検索してみたのですが、心配な事があります。
混合医療が全面解禁になっ場合、今まで保険の利いていた医療も保険外になる可能性もある、とありました。
外科手術を伴う矯正は、指定されている医院で行う場合に保険が利きます。
保険が利くようになってから、まだそんなに経ってないと聞いていたのですが、これから、外科矯正が保険適用外になることは有り得るのでしょうか?
次から次と新しい法律が出来ていて、そんな事もあるのかもしれないと思うと心配です。
保険が利くもの。と始めた矯正ですが、来年手術する頃には保険外になっていたりする事もあるのかと・・・・・。
先生のお分かりになる範囲で。
先生のお考えをお聞かせ下さい。 お願いします。
A.はしもと矯正歯科
はしもと矯正歯科院長の橋本公志です。現在の医療の世界で最も話題になっているのが混合診療の解禁についてです。
歯科の世界ではかつて差額徴収と呼ばれており、当時(今から30年以上前)は社会問題になり、禁止となってしまいました。
簡単に説明すると一連の保険診療の中で部分的に自費治療を取り入れる、という物です。
例えば虫歯で半分無くなってしまった歯を修復するために被せ物を作る場合、保険で認められていない材料(例えば金で製作するなど)を使用する場合、混合診療ならば製作料や材料費のみを自費で賄い、他の部分を保険で行う、といった案配です。
これは現状では認められておりませんので、もし金で被せ物を作るなら被せ物以外の治療行為の費用(型を取ったりする)も全て自費となってしまい、いきなり高額になってしまいますので、一見合理的な様に見えますが、今回混合診療解禁の議論の背景は「医療費を圧縮する」ことが政府の目的ですので、かつて消費税がいつの間にか3%から5%になったようにドンドン保険で行える範囲が縮小されてしまう事が目に見えております。
したがって医療従事者は反対のスタンスを取るわけです。
詳しくは
http://www.med.or.jp/nichikara/kongouqa/
を参考にして下さい。
さて、貴方は来年の夏頃に外科手術予定ということですが、結論から申し上げればその時点で保険が利かなくなっている可能性はかなり少ないと思われます。
現時点で審議中の議題でありますし、矯正領域の保険適応がいきなり無くなる事は考えにくいと思われます。
無論、政府が決定、判断する事ですので我々の立場で保証できる物ではありませんのでその点はご了承下さい。
殆どの矯正医は混合診療どころか矯正治療の全面的な保険適用を願っておりますが、財政の問題もあり実現は困難な様です。
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/iken/2000/e00i1103.htm
ですので、この件はあまり心配なさらず、一日も早く治療がおわって人前で安心して笑える日が来る事を祈っております。
矯正歯科に関するお問い合わせは
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