2005-09-02
63歳の母のことで相談したいのですが顎関節症はマウスピースで気長に治すしかないと言われ4、5ヶ月経つのですが更に悪くなり、最近は痛くて口を開けられなくなり、左右で物を食べるのも痛いと言ってます。63歳の母のことで相談したいのですが顎関節症で市民病院の歯科に通っているのですがマウスピースで気長に治すしかないと言われ4、5ヶ月経つのですが更に悪くなり、最近は痛くて口を開けられなくなり、左右で物を食べるのも痛いと言ってます。
先生はリハビリの為に大きく口を開けるようにしなさいと言うんですが痛くて開けられないのに無理に開けていいんでしょうか?
このまま、この病院で診てもらって大丈夫なのか不安なのでメールさせてもらいました。
よいアドバイスいただければ幸いです。
よろしくお願いします。
A.はしもと矯正歯科
はしもと矯正歯科院長の橋本公志です。かつては実体がつかみにくく、その原因さえ明らかでなかった顎関節症という症状も近年はよく耳にする機会もございますし、具体的に治療を受けられる方も増加して参りました。
この症状の難しい所は、ごく一般的な歯科治療、例えば虫歯などと異なり、原因が容易には明確に出来ない点です。
しかも具体的な治療の方法に対する効果の現れ方も年齢差や個人差に大きく左右され、原因の特定や治療方法の決定も直ぐには行う事が出来ません。
例えば過去数十例でとても効果の上がった方法でもとあるケースでは全く改善が見られないこともしばしばです。
ですので、「顎関節症の治療は不可能!」と定義する先生も珍しくありません。
また一般的には治療開始年齢が高く、症状が発生してからの期間が長いほど治療は困難となります。
さて、貴方のお母様は現在通院中で症状が悪化しているとのことですが、確かに治療途中で一時的に自覚症状が悪化する場合もあり、一概に治療方法の正否を断定することは出来ません。
また原因の特定を行うために時間を要する場合もありますが、現在自覚症状の悪化を感じておられるのであれば、まず担当医とよくご相談されることをお勧め致します。
この症状に関しては改善の方法論も歯科医師の専攻科目の違いで多岐に渡るため、もしある方法で効果の上がらなかった場合は他の方法も考慮に入れる必要はあるでしょう。
もし、現在通っている病院に貴方のお母様という特定のケースに対する治験例やノウハウが少ない場合は転院も考えておく事も考えられます。
ただしその判断は出来れば担当医自身にして頂いた方が今後の治療がスムーズに行くことが多いため、自分で判断して勝手に受診先を変えてしまうよりベターだと思います。
何故なら他の専門医に依頼する場合は、それまでの治療データの引き渡しが行われますし、この症状に関して闇雲に治療方法を変更してしまうと、ますます治療が困難になる場合があるからです。
ですので、転院を考えるなら、まず担当医とよく相談して行い、ご自分の判断で受診先を変更するのはそれからになさることをお勧め致します。
近年では長野県に顎関節外来を設立している病院も数多くあることですし、(Google等で検索すると沢山ヒットします)もし、希望する病院があればその旨伝えてみるのも宜しいのではないでしょうか。
私自身、親戚の60歳の顎関節症の治療を行った事があり、それまで確実に効果を上げていたスプリント(マウスピース)では殆ど期待する変化が得られなかった経験があります。
その方は口腔外科の主催する顎関節外来に依頼しましたが、結局著しい改善は行えませんでした。
しかし、複数の専門家によるアプローチの結果として、患者様には御納得して頂きました。
現状では顎関節の治療は「この方法で確実に治療が出来る」と言い切ることが困難ですが、治療自体は頻繁に行われており、ストレスが原因のことさえあり得るため、少し心にゆとりを持たれて担当医と良く相談なさって下さい。

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63歳の母のことで相談したいのですが顎関節症はマウスピースで気長に治すしかないと言われ4、5ヶ月経つのですが更に悪くなり、最近は痛くて口を開けられなくなり、左右で物を食べるのも痛いと言ってます。
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