2007-01-23
妊娠したいと少しでも考えているのであれば矯正しないほうがよいのでしょうか?去年の夏に橋本先生にカウンセリングしていただいて、カウンセリングの内容や値段等が良かったのでそちらの方で矯正していただこうと考えていたのですが、私は一昨年に結婚して早く子供がほしかったので麻酔の影響を考えて子供ができて出産してからまた診てもらおうと考えておりました。
しかし、以前からゆがみ続けていた歯並びが最近になって更にひどくなっているのが気になってしかたありません。早く矯正したい気持ちはいっぱいなのですが、もし途中で妊娠してしまったら、特に抜歯の時に妊娠していたらと考え、なかなかもう一度行くに行けません。
やはり、妊娠したいと少しでも考えているのであれば矯正しないほうがよいのでしょうか?
A.はしもと矯正歯科
はしもと矯正歯科院長の橋本公志です。お久しぶりですね。ご結婚されたのですか。おめでとう御座います。
さて、妊娠と矯正治療の関係ですが、結論から申し上げると治療そのものは胎児、母胎共にほぼ影響はありません。
当院でも年間数名は治療途中でご懐妊、ご出産される患者様がいらっしゃいますが、皆さんとても健康です。
矯正学的には1960年代に矯正治療の全身への影響の研究がほぼ終了しており、関連(悪影響)は無いとの結論が出ております。
ただし、あなた様が気になさっているように、矯正に伴う抜歯や、術前のレントゲン写真などは、妊娠中にはお勧め出来ません。
矯正治療そのものが何年単位の行為ですので、大げさに表現するなら、人生設計に組み込むような考え方のアプローチが望ましいでしょう。
具体的には、妊娠・出産の計画がある場合、妊娠が確認される前にレントゲンや抜歯などを前もって済ませておいたり、あるいは出産するまで治療を見合わせたりすることとなると思います。
また、あなた様が心配されているように、現状で噛み合わせ等の不具合が進行している場合、出産まで取り外しの出来る装置などで進行を阻害するなどが考えられます。
経験的に他の患者様のご様子をみておりますと、出産(特に初産の場合)後は、何かと子供に手を取られ、出産後数ヶ月は通院しにくいといったご意見も耳に致します。
私自身、子供が現在13ヶ月ですので、その手の掛かり具合は身をもって経験しております。(楽しくもあり、大変でもあり、と言った所でしょうか)
ここいらあたりの問題は、各家庭の事情(通院時に面倒をみてくれる家族、ご自分のお母様などが同居もしくはご近所にお住まいか?など)によっても異なりますが、事前に計画しておかないと、「矯正を開始したは良いけれど,通院したくてもままならない」ということにもなりかねず、これは結果的に治療の長期化やカリエスリスクの増大に結びつきかねません。
結論として、私の方から明確なアドバイスがしにくい問題とも思いますが、医学的に高いハードルの物ではありませんので、それらの事情を良く考慮して、最良の道を選択してください。

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A.はしもと矯正歯科
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