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2005-04-19

小学生からの開口で顎関節症を伴っていたため、三年前に外科矯正の術後矯正中です。イ段やサ行タ行などが特にしゃべりにくく、聞き返されることがたびたびあります。もともと開口だったための舌癖があるからではないか?といわれていますが、治らないものでしょうか?

 

 

 こんにちは
 幼い頃(小学生)からの開口(指しゃぶりはなかったそうです。)で顎関節症を伴っていたため、三年前に外科矯正の術後矯正中です。
 歯列はキレイになり、関節の音もなくなり、かなり楽にはなってきました。
 しかし、イ段やサ行タ行などが特にしゃべりにくく、聞き返されることがたびたびあります。
 主治医は、もともと開口だったための舌癖があるからではないか?といわれていますが、治らないものでしょうか?
 現在は、術後矯正の段階ですが、ゴムをかけている時はきちんと収まっていますが、外していると、癖なのか開口に戻ろうとしているような気がします。
 これは、OPの影響か分かりませんが、かみ合わせの部分が安定しておらず、いつも決まった位置で食べていないようです。
 かみ合わせは固定しないものでしょうか?
 長くなりましたがよろしくお願いいたします。
A.広瀬矯正歯科
 広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
 まず、あなたの現在の舌の位置を確認して下さい。
 本を読んだりテレビを見ている時、あなたの舌はどこにあるでしょう。
 安静時の舌の正しい位置は舌の先が上の前歯の根元付近にあり、全体を上に浮かした状態です。
 もしそのようでなければ、つばを飲み込んだり、発音する時に上下の前歯の間に舌が置かれていたり、、口の外に舌が突出している可能性が高いと思われます。
 舌癖がある場合、単に開咬になるだけでなく、発音にも影響がでたり、顎関節症の原因になることもあります。
 発音に関してはたとえば ”s”の発音は舌の先を上下の前歯にはさんでするため”th”になってしまいます。
 また舌癖がのこっているために歯が後戻りしたり、あごの位置が不安定になることは臨床ではよく経験することです。
 文面からは発音、後戻り、あごの不安定とすべて舌癖を持つ方の特徴が認められるようですので、舌のトレーニング(MFT)が必要と思われます。
 このトレーニングについては当院ホームページ「早期治療-歯が咬み合わない(開咬)-MFT」を参考にして下さい。
 舌癖を改善して発音時のあごや舌のずれ、不必要な力み、口元の緊張などをとり、正しい運動パターンを覚えることが目標になります。
 もちろんすべて舌癖だけが原因だとは断言できませんが、上記の目標を達成できたら現在よりは良い状態になる可能性があります。

広瀬矯正歯科
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広瀬矯正歯科(育成医療機関・顎変形症保険取扱機関・日本矯正歯科学会認定医)

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