4年生(10歳)の娘の矯正についてご相談いたします。必要な歯は抜かない矯正を希望しています。矯正治療を開始するのは早い方が良いのでしょうか?
 橋本先生の歯並びTVは、矯正に悩む方達の心強い味方だと思います。
 お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
 4年生(10歳)の娘の矯正についてご相談いたします。
 必要な歯は抜かない矯正を希望しています。
 で、開始時期について疑問に感じていることがあります。
 成人してからでも矯正は十分可能であると耳にしましたが、永久歯が生えそろわない今頃の時期から矯正を始める子もいます。
 素人考えで、矯正の体験を持たないものからすると、大人になってからでも遅くはないのなら、子どものうちから口の中に入れ歯状のものや器具?等を入れて何年か過ごすのは、精神的にもストレスになるのではないかと思ってしまいます。
 結局矯正にかかっている時間が長くなるわけですし・・・。
 でも、一方でいずれ矯正が必要なのは、目に見えているのに放ったままでいいものか?不安もあります。
 放っておくと返って歯並びが悪くなったり、身体への影響も大きくなるのでしょうか?
 また、大人になってからでは、やはり実際に矯正を始めたときに痛かったり、時間がかかったり、体への負担が大きかったりするものなのでしょうか?
 一応、本人にも矯正がどんな風に行われていくのか、本やホームページを見せて話をしたので、本人は、今からやるのでもいいと言っています。(どこまで実感として理解できているかは、別ですが)
 また、親不知の処置についてですが、一度見ていただいた矯正の先生に、今、親不知が種の状態のうちにとってしまう方法もあると聞きました。
 実際に本格的な矯正を始めてから、もしくは親不知が出てきてから抜くという方法もある、とのことでしたが、なければない方が矯正がやりやすいとのことでした。
 しかし、地元の歯医者さんに伺ってみるとそこでは、そういうことはやってないし切開することになるのだから、本人が大変なのでは?とのことでした。
 先生のお悩み相談のコーナーにも「矯正が前提ならば前もって抜歯した方が何もかもスムースに運んでゆきます。」とあり、いずれは、抜歯が必要なことはわかるのですが、どの段階で(いつ頃)抜くのが、本人の負担も少なく効率よく矯正がすすめられるのでしょう?
 以前見ていただいた矯正の先生は、東京都内でやっていてこちらからだと遠方のため、もし種の状態でとってしまうのならば地元の大学病院できいてみて下さい、と言われました。
 お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくおねがいいたします。
 添付の写真はあまりよく撮れなかったのですが、ご参考になれば幸いです。
 はしもと矯正歯科院長の橋本公志です。
 色々とお悩みのご様子ですね。
 文面に沢山、かつ複雑な問題が含まれておりますので順番にお答え致します。
 1.治療の開始時期について
 かつては子供の治療、と思われていた矯正治療も現在ではむしろ成人の患者様のほうが多数を占める時代になって参りました。
 当院HPのhttp://www.hanarabi.tv/#03にも多数の質問が寄せられているように、基本的に矯正治療に「手遅れ」はありませ
ん。
 成人されてからでも充分に治療結果を出す事が出来ます。
 しかし、開始時期が早い方が技術上有利であるのは今も昔も変わりません。
 例えば同じ症例を10才で開始するのと20才で開始するのとでは一見すると結果にさほど変わりがないように見えますが、治療後の安定性(後戻りが起こりにくい)などに差が出ます。
 また抜歯しない治療をご希望しておられる様ですが、治療開始が後になればなるほど抜歯の可能性は高くなります。
 したがって矯正医としての見解は治療を行うという事が決定しているならば、よほどのマイナス要因(本人が断固として拒否している、等)が無ければ早めの開始をお勧め致します。
 無論、早期の開始のデメリットもゼロではありませんが、得られるメリットの方が多いのが普通です。
 2.親知らずの処置について
 親知らずを種のうちに抜歯するという手法は正直にいいますと「どこの口腔外科医や大学病院でも行われている普遍的な手法」では無いようです。
 知識として私も認識してはおりますが、今までこの手技を依頼した事はありません。
 技術的にさほど困難な物ではないのですが、種のうちに抜歯をするということは種の段階で「親知らずは今後邪魔な物でしかあり得ない」という確定診断が出せないと行えません。
 無論、種のうちに抜歯すれば大きくなってから抜歯するよりも手術は楽でしょう。
 しかし、親知らずが真っ直ぐに生えて上の歯とキチンと噛み合えば抜歯する必要は無いわけで、現時点で「そうはなりません」という確定診断もまた下せません。
 したがって不可逆的、つまり取り返しのつかない手技をあえて敢行する根拠には少し乏しい気がします。
 私が以前お答えした回答で事前の親知らずの抜歯を推奨したのは対象が成人の場合ですのでお子さまには当てはまらないと思います。
 ですので親知らずを現時点ではあまり意識する必要は薄いと思います。
 結論としては今すぐ開始するのも数年後もかいしするのもお互い利点、欠点はありますが、一般的には「矯正開始適齢期」と思われますし、非抜歯での治療を強くご希望なさるのなら早めの開始をお勧め致します。
 また良い矯正医との出会いも重ねてお祈り致します。

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