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2010-02-15フランクフルト35歳女性

アンクローシス(骨性癒着)で、歯科矯正は終了せざるを得ませんでした。最近、特に2本の前歯の間が少しずつ広がってきて…、何かよい治療方法はないでしょうか。

 

 

 ドイツのフランクフルトに住んでいます。
 2003年から2007年までイギリスに住んでいて、矯正歯科治療を受けていました。上下2本ずつ抜歯をして、下の歯は順調に動いたのですが、上の歯は全く動かず、左上の前歯が骨と歯が癒着している可能性が高い、と診断されました。アンクローシスではないかと。そこで、歯科矯正は終了せざるを得ませんでした。下の前歯と上の前歯はかみ合っていません。
 最近、上の歯と歯の間に隙間ができて、特に2本の前歯の間が少しずつ広がってきてしまいました。中途でやめてしまった上の歯の矯正治療ですが、なにかよい治療方法はないでしょうか。
 フランクフルトでアンクローシスの治療経験のある矯正歯科の先生を探す手がかりは何かありますでしょうか。
 アドバイスを宜しくお願いいたします。
A.はしもと矯正歯科
 はしもと矯正歯科/歯並び.TVの橋本公志です。
 ご相談のメールありがとうございました。
 アンキローシスというのは日本語で骨性癒着と言われ,一見すると何の異常にも見えない歯が,実は骨と一体化して癒着してしまっている状態です。
 患者様としても多くの場合は痛みや違和感も訴えることなく,日常生活にさほど影響はありません。
 多くの場合,「打った,転んだ」など口の外側から大きな力が掛かった結果に起こることが殆どですが,中には本人に全然覚えがないのに自然になってしまう場合もあります。
 さて,このアンキロは,起こってしまうと普通の歯よりも寿命が短い場合もありますが,前述のように,日常生活にさして影響はありません。ところが,歯と骨の間に介在する歯根膜という組織が損傷しているため,矯正治療を行おうとしても歯が動きません。
 貴方の場合,文面から判断すると矯正治療が始まってから判明した様ですね。一般的には開始時にぶつけたなど外傷の有無を確認してから治療を開始することが多いので,どうやら先天的な物だったのかも知れませんね。
 これはかなり低い確立でしか発現しません。私自身は25年間の間に2本しか見たことがありません。とはいうものの,始まってしまった物は仕方ありませんし,すでに小臼歯も抜歯済みのようなので,今からでは抜歯部位の変更も出来ません。また発現頻度が低いので,あまり学会等の症例報告でも知見例が出てきません。経験的には以前遭遇した一つの症例では対象のアンキロ歯を亜脱臼(途中1/5程度まで抜歯して,もう一度元に戻す)させることにより何とか事なきを得ました。
 またもう一つの症例は歯の回りの骨ごと一度離断させて骨ごと移動させましたが,あまり予後良好,というわけには参りませんでした。
 また現在フランクフルトにお住まいとのことですが,残念ながらそこまで詳細な現地の情報が分かりませんので,具体的なご紹介などは出来ません。
 あまり一般的なケースでは無いようなので,現在手元にある情報としては欧州矯正歯科学会http://www.eoseurope.org/や国際矯正医協会http://www.iaortho.com/などの国際格式の矯正歯科団体に問い合わせてみる位しか思い当たりません。あまりお役に立てず,申し訳ありません。
 もし,あなたの骨性癒着が先天的な物であれば,これは誰に責任や罪があるではなく,大変不幸であったとしか表現する言葉を持ちません。しかし,僅かではありますが,知見例もありますし,現代ではインプラントなど代替手段も発達しておりますので,何か解決策はあろうかと思います。気をおとさず,打開策を見つけてください。

 橋本先生
 ご丁寧なアドバイスを頂き、有難うございました。
 特にぶつかった、という記憶はないので、おっしゃるように先天的なものかもしれません。
 治療してくださる先生を粘り強く探してみようと思います。
 前歯を抜歯せずに矯正できる方法はとてもよいと思いました。
 日本に帰国したら改めて先生にご相談したいと思います。
 矯正には短くても1年間はかかるのでしょうか?
 また、30代後半や40代になっても治療は可能でしょうか?

A.はしもと矯正歯科
 はしもと矯正歯科/歯並び.TVの橋本公志です。
 外国で専門性の高い医療機関を探すのは大変かと思いますが,あきらめずに頑張って下さい。
 また,治療期間に関するご質問ですが,現状でどの程度治療がなされているか?
 また,アンキローシスの前歯の処置をどうするか?(あくまで抜歯を避けてトライするか,それともインプラントなどの代償手段を用いるか)によってかなり変わって参ります。
 また,年齢に関しては,成人の場合,早期に越したことはありませんが,「幾つになっ たから不可能」といったものはありません。
 年齢よりむしろ顎の骨や歯茎の状態による判断となるでしょう。
 そうなりますと,実際の治療はフランクフルトで行うか,帰国して行うかは帰国予定が何時になるかで決定されるが宜しいかと思います。
 矯正医としては,治療途中の状態で,あまり期間が空くのは出来れば避けたいと思います。
 今後の予定をよく考えて,判断なさって下さい。

はしもと矯正歯科
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はしもと矯正歯科矯正歯科認定医

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