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[2010年11月12日] 後戻り。舌癖が悪いため、咬み合わせが不安定。睡眠時無呼吸症候群を併発、外科手術も--。(弥富市25歳女性)
5年前に矯正を1年半しました。
留学の為、先生に急いでやってもらいました。留学中、リテーナーをなくし、半年後の帰国で見てもらったら、歯が全体的に前に動いているということでした。
その状態で、リテーナーを作り直してもらいました。以前からあった、就寝時、上下の歯がものすごい早さでカッカッカッととなるのは未だに直りませんし、食事の最初の一口目を噛むと、奥歯と顎が痛いです。矯正歯科医に相談しましたが、再矯正できるけど、舌癖を直さないことには、また後戻りしてくるよ。とのことでした。
舌癖のトレーニングの、猿と豚の絵の冊子をもらって家でやってみましたが、今までの飲み込み方をすぐに変えることは難しいです。無意識に飲み込みますので。パタカラもやっていますが、なかなか変わりません。
よく食事の際、舌と、ほっぺの内側を謝って噛んでしまいます。顎が小さいと言われました。
矯正が終わってからもなお、顎にできるうめぼしは直りません。横から見た鼻と口を結んだ線に口が収まりません。それを直すには整形外科手術しかないと言われました。 夜、口を開けて寝ているのが自分でも分かります。夜間頻尿が激しいですし、日中眠たいです。気道が塞がって苦しく、金縛りの状態になることがたまにあります。
以上のことを直したいのですが、資金が溜まり次第、今度はデンマークかヨーロッパに移住を考えています。日本で治療となると、もし主術をして治療終わってからも通院で様態確認となりますと、何年かかるか気が遠くなります。海外の歯科医事情は分かりませんし、ましてや、言葉の壁というのもあります。英語の日常会話はできますが、医療の専門用語など、意思疎通、理解できるかどうか。現地になれてから治療も考えましたが、それもまたいつになるか。先生の、ご意見よろしくお願いします。
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大山矯正歯科 院長の大山
照彦です。
矯正相談の件、お答えいたします。
メールの内容から判断いたしますと、保定装置の装着期間が短かったっ為に後戻りを起こしたのと、舌癖がある為、歯並びや咬み合わせが不安定で 後戻りと相まって歯並びが悪くなった。
また、矯正をして歯並びは良くなったのだけれど、いまだに口元が気になる。そして、夜、口を開けて寝ている。また、眠りの質が悪い為に日中眠たい。気道が塞がって苦しく、金縛りの状態になることがたまにある。という事ですね。
悪いところがたくさんありそうですね!まずは舌癖のトレーニングをしっかりと指導してもらえるところで、ちゃんとやらないと歯並びは安定いたしません。テキストを自分でみて練習しているだけでは治らないと思います。
また、舌の位置が悪くやや低位にある為、いびきや睡眠時無呼吸症候群を併発しているように思われます。この際も、しっかりと舌の正しいポジションの獲得からしなければいけないと思います。正しいポジションが得られ ないと、いびきや睡眠時無呼吸症候群を併発し、更には高血圧・心疾患などの生活習慣病を惹起してくると思われます。また、それでも就眠時、呼吸が止まるようならば、下顎を前に出すような外科手術が必要になってくるかもしれません。外科手術に関してはあくまでも正しい舌のポジショニングが出来てからと考えて下さい!
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先生のホームページの舌トレーニングを拝見させていただきました。
同じ冊子を私の通っている矯正歯科でももらい、歯科衛生さんにやり方を教わり自宅で自分でやるというものでしたが、結局自分で毎日トレーニングできなくて、続きませんでした。
なにせ生まれてこのかた25年間ずっとこの咀嚼をしてきたもので。舌癖トレーニング、MFTの研究の最前線を行っている。または、指導に力を入れているところを愛知に限らず、日本でどこかご存知でしたら教えてください。検索したりしてみましたが、これだ!といったものを、私は見つけることができませんでした。よろしくお願いします。
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大山矯正歯科 院長の大山
照彦です。
矯正相談の件、お答えいたします。
横浜市にあります。おおの矯正くりにっくが、舌癖のトレーニングにおいては草分け的な存在です。
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大山先生、お忙しい中、相談に乗っていただきありがとうございます。
人と話して、よく聞き間違われますし、聞き返されます。私の発音ははっきりしていないのではと思います。よくもごもごしているとか、話すのが早いと言われます。家族にも言われます。スピーチ、発音トレーニング、言語療法か何かを受けたほうがいいのではないかと思います。
大学病院のほうが研究が進んでいるという訳ではありませんか?歯ひとつにしてもたくさんの専門の科があります。私の不調を直すには、根本から、本格的に直したいです。 最初のメールにも書いたとおり、デンマークに移住したいですが、噛み合わせのことがあって、今日本にいます。完治次第、すぐにでも、移住したいので、内心あせっています。後戻りなどは絶対したくありません。
顎変形診療科、顎関節外来、言語治療外来、成人矯正歯科、口腔外科第一診療部、口腔外科第二診療部など、いろんな科があり、まずどの科を受断するかわかりません。
私の場合以前お話しました、夜に歯がカッカッとものすごい早さでタッピングみたいなのをする、時間置いた初めの一口を噛んだ時奥歯が痛い、顎に梅干しができる、横からのラインで口が出ている、
就寝中無意識に口があいて舌がさがるので睡眠時無呼吸症候群のように息苦しくて金縛りみたいになる、 今まで25年間飲み込む時に無意識に舌が前にでるなどあり、どの科にも当てはまるような気がします。
先生のご紹介のおおの矯正くりにっくに行く前に、整形外科的な上記に記したどこかの科等で検査したほうがいいですか?先生のご意見をよろしくお願いします。先生の助言はとても心強く、心から感謝します。自分には知識がないので、先生に、専門的なことを教えていただきありがたいです。
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大山矯正歯科 院長の大山
照彦です。
矯正相談の件、お答えいたします。
メールの内容から察しますと、現在の症状が下顎後退型の開咬を呈してそうな感じですね!
そうしますと、顎変形症と舌癖を取り扱っています矯正専門医と顎変形診療科を受診されると良いかもしれません。
両科で顎変形症と認定されれば、一番理想的な治療が受けれる可能性があります。ただし顎変形診療科は、矯正専門医の紹介状を持っていかれたほうが、いろいろなことがスムーズに進むと思われます。
■大山矯正歯科 院長 大山照彦 先生(認定医・指導医・歯学博士)名古屋市・中区・栄 患者様に最新の治療・最良な治療環境を |