はしもと矯正歯科の橋本です。
ガミースマイルは貴方が認識なさっているとおり「単純に出っ歯を直せばそれに伴って解決する」ものではないですし、解決するのはなかなかやっかいな問題です。
程度によって治療のやり方は変わって参りますが、あまり高度な物はやはり貴方が仰るように外科手術で上顎の垂直的な長さを短くすることもあります。
さて、現在担当されている先生は矯正治療後の外科処置を考えておれれるようですが、矯正が終了してから行える手術は歯の位置や骨の長さを変えるものではなく、歯ぐきを切って見かけの歯ぐきの長さを短くするものに限定されることが殆どですので、歯茎の長さの改善は2〜3mmが限度でしょう。
したがって担当の先生がそれを見越して診断、治療しておられるのであれば(この場合上顎の骨の長さを変えるような大げさな外科手術は必要ない、という判断ですね)現在上の前歯の移動方向は「出っ歯だから後ろ向き」だけではなくて「後の歯茎の処
置を考えて斜め後ろ向き」になっていると思います。
この方向に前歯を動かすのは技術的にはなかなか困難で、時間が掛かるのが普通です。
これは患者様の感覚では「通えど通えどなかなか動かない」という事に繋がりがちで丁度現在貴方が感じておられる状態に一致しますね。
これらのお話は貴方の担当医が貴方の状態を正確に把握し、貴方の希望を認識しているという前提で推測を交えた上での物です。
こういった問題は患者様と担当医のコミニケーション不足である事がの殆どですので、まずは担当医とそのあたりについてよくお話し合いになる事をお勧め致します。
当サイトの
www.hanarabi.tv/qa/04063.html
なども参考にして下さい。
お尋ねのインプラント矯正は、ガミースマイルに対する治療手技の一つとして、最近注目を集めています。前述の様に上の前歯を垂直に上方に移動するのは技術的に困難で、時間がかかったり患者様にとって負担の大きい補助装置(ヘッドギアーと呼ばれる装置で頭に帽子を被り、歯と引っ張り合いをします。通常は夜間に用いますが、治療を急ぐなら昼間にもお願いする事になります)を使って頂いたりしなければなりません。
ところがインプラントを用いると骨に打ち込んだインプラントと歯の間で矯正力を作用させますので、大げさな補助装置は必要なくなります。
矯正用インプラントは通常の失った歯の代わりをさせるインプラントとは違って大きさも小さく(長さ約6〜7mm,直径1.2mmを2本)移動が終了すれば装置と一緒に撤去しますので大げさな手術も必要ありませんので、患者様にとっては負担は小さいと言えるでしょう。欠点は小規模ながら手術は必要(手術時間は約20分程度、3ヶ月の間隔で2回)な事と別途費用が必要(2本で約8万円程度、撤去費用込み)な事でしょう。
関西地区ではこの手術を行っている歯科医院が比較的少ないですが、当院は提携歯科医院でお願い致しております。
ですのでご希望があればインプラント矯正は対応可能です。
以上、ガミースマイルに対する様々なお話をさせて頂きましたが、問題は貴方のガミースマイルがどの程度で、どれぐらいの改善を望んでおられるかで対応が変わって参ります。
現在他の矯正歯科で治療中とのことですので、まずはその先生とのお話し合いから始められる事をお勧め致します。
せっかく始めた矯正治療です。くれぐれも後悔のないように満足行く結果が得られるようになさって下さい。
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