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2005-07-20

2度目の矯正ということもあり、あまりお金をかけずに歯並びを直したいのですが、どれくらいの期間とお金がかかるか教えていただけませんでしょうか?

 

 

 はじめまして、どうぞよろしくお願いいたします。
 小さな頃から歯並びが悪く、小学4年生のときから歯科矯正をしました。
 20歳も過ぎる頃まで歯医者に通い、下の歯の裏に銀色の部品をつけるだけとなりました。
 ほぼ歯並びも良くなり、私自身が引越しをしたなどの関係もあり矯正の歯医者にも通わなくなった頃、銀色の部品をずっと付けているのが不快でしょうがなくなり、他の歯医者さんで取ってもらいました。
 とった直後は問題なかったのですが、徐々に下の歯の歯並びが悪くなってきました。
 どうして、銀色の部品を取ってしまったのだろうと、今はとても後悔しています。
 できる事なら2度目ということもあり、あまりお金をかけずに歯並びを直したいのですが、どれくらいの期間とお金がかかるか教えていただけませんでしょうか?
 今は、銀色の部品で歯並びが保たれるのであればずっと付けていたいと思います。
 お忙しいところ、長々と本当に申し訳ありません。
 どうぞ、ご返答の程、よろしくお願いいたします。
A.はしもと矯正歯科
 はしもと矯正歯科院長の橋本公志です。
 後戻りというのは患者様にとっても担当医にとっても厄介で悲しい問題です。
 他の回答にもありますように原因の科学的な説明もつかず、完全に無くしてしまうのはかなり困難です。
 さて、添付して頂いた写真を拝見させて頂きましたが、下の歯並びはかなりハッキリと分かるくらい戻っているようですね。
 あなたの年齢などから、いくつか主な原因が考えられます。
 一つは親不知のいたずら、もう一つは非抜歯での治療に無理がある可能性です。
 送って頂いた写真だけでは確定診断は下せませんが、まだ親不知は抜歯しておられないのではないでしょうか?
 もしまだ下の親不知があり、横方向に生えてきているのならば何時までたっても自覚できるまで生えてこないと思います。
 それでも歯は歯としての性質から何とか生えようとしますので、結果的に現在生えている前方の歯を後ろから押しだし、結果的に凸凹になります。
 貴方の25歳という年齢は丁度これらの現象が頻発する所なので、原因の一つとして考えられます。
 このため当院ではかつて貴方が装着していた「銀色の部品」を撤去する前に必ずレントゲンで確認の上、抜歯の必要性がある場合は口腔外科の専門医にご紹介致しております。
 また上顎の写真がないので、上顎の状態が判断できませんが、上顎も非抜歯で矯正を終わられたのでは無いでしょうか?
 もし、そうであるなら口元の写真から考えますと口元が上下とも突出し、唇を閉じると下顎の下部にしわがよる感じから非抜歯治療の限界を超えている可能性が考えられます。
 以上の点から、もし上記の推測が正しいとするなら理想的には抜歯して再治療を行い、親不知を確認して、生え方に問題があるならこれも抜歯するのが望ましいと思われます。
 あなたにとってはかなり長期間通院したのに再治療を行うのはやるせないでしょうし、担当した先生もきっと何とか非抜歯で治療してあげようと長期間努力なさったと思います。
 しかし、貴方が現状で後悔なさっている以上、解決するには再治療が望ましいと思います。
 これに要する期間は平均的に2.5~3年、費用は
 http://www.hanarabi.tv/hashimoto.html
 の記載が基本となりますが、現状では原因の特定に推測を交えておりますので、これらを確認の上算定したいと思います。
 実質的にほとんど「やり直し」に近いと思いますが、よほど特別な事が無い限り解決できい問題ではないと思いますのでよく考えて自分にとって一番良いと思われる結論を出してください。

 橋本先生、ご丁寧な返信ありがとうございます。
 確かに、前回の矯正の際は、永久歯は1本も抜かずに治療していただきました。
 親知らずについては、合計4本全部生えています。
 ただ、下の右側?の親知らずが、横に生えておりあまりに痛かったので、それのみ普通の歯医者さんで抜歯済みです。
 また、近頃特に歯に気をつけて見ていると上の歯も前歯の右側が少しゆがみ始めているように感じます。
 希望としては、あまり、時間とお金に余裕がないので部分矯正、または、これ以上歯並びが悪くならない様に現状維持ができればと思っているのですが。
 周りの人に聞いてみても、気にするほどじゃない、2度もするなんて、もったいないと言われ、矯正に気後れしています。
 本当にやり直しという手段しかないのでしょうか?
 あまりにものショックに、重ねてメールさせていただきました。
 お手数をお掛けいたしますが、良ければご返信の程、よろしくお願いいたします。

A.はしもと矯正歯科
 はしもと矯正歯科院長の橋本公志です。
 以前にすでに矯正治療の既往がある方が、その後の状況変化に対応するには初めて治療を行う方よりも対応が複雑になってしまうことが間々あります。
 どうやら貴方の場合もそれに該当するようですね。
 さて、貴方の現在の状況、希望をまとめてみますと、
 1.永久歯は非抜歯にて治療を行った。
 2.親不知は現在3本残っている。
 3.もう一度、一から矯正するのは避けたい。
 といったところでしょうか。
 結論から申しますと部分的な治療で戻った部分を元に戻す、といった行為はお勧めしにくいと思います。
 前回の回答で私は「後戻りには科学的な説明が困難」と申しましたが、これは現時点で矯正医が原因を「見つけることが出来ない」ということで、「原因は無い」ということでは無いのです。
 現時点で後戻りがあったのは何らかの原因がそこにあるためで、それを取り除かず元に戻った物をまた戻しても、年月がたてばまたまた元に戻ってしまう可能性が高いを考えられるからです。
 もし、そうなってしまっては、部分的な再治療は意味がありません。
 貴方の場合原因として可能性が高いのは親不知と限界を少々超えた節のある非抜歯だと思われます。(無論、これらが全てでは無い可能性もあります)
 したがって、現状に不満があるのなら、最前の処置は前回お答えしましたように再治療を行うことでしょう。
 けれど、貴方はそれを望んでおられないご様子ですね。
 もし、貴方の現状に対する貴方の感覚が周囲の方のご意見同様「気にするほどじゃない」で、今後の変化を警戒しているならば、原因の一つと考えられる残りの下の親不知を抜歯してしばらく様子を見られては如何でしょうか?
 親不知が後戻りの確たる原因かどうかは現在も矯正医の間で議論が続いており、人によっては「因果関係なし」という学説を支持される先生もいらっしゃるようですが、多くの矯正医は経験的にこのことを感じており、私自身、親不知の抜歯によって後戻
りが止まった患者様を沢山ぞんじております。
 また親不知は殆どの場合、後生大事に取っておいても虫歯や歯周炎など他の病気の原因にしかなりません。(無論これらのお話は一般的な見解として考えてください)
 ですので、今後が不安、というのが一番の悩みであり、できれば再治療を回避したいのならば親不知の抜歯後、経過を見て、それでも後戻りが止まらないようならば、その時再治療を考えられてはいかがでしょう?
 あなたのお気持ち、ご希望は一通りは理解しているつもりです。
 気乗りがしないのに再治療に踏み切るのは賛成出来ません。
 おこなうならそれこそ「この次はもう無し!」と言うくらいの気持ちでスタートする方が良いと思います。
 この回答が「ショックを受けた」貴方にとってどれほどのプラスになるかは分かりませんが、ご自分の大事なお体の事なのでよく考えて結論を出してください。
 なお、重ね重ねになりますが、親不知の抜歯に関してはあくまで一般論としての見解です。
 メールでの確定診断は出来ません。
 できれば矯正治療について理解のある一般歯科医(または口腔外科医)に見て頂いて確認、同意の上で抜歯の決定を行ってください。

はしもと矯正歯科
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はしもと矯正歯科矯正歯科認定医

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