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2017-09-30兵庫県 女性

鎖骨頭蓋異形成症の歯科治療について

 

 

鎖骨頭蓋異形成症の歯科治療について教えてください。
現在9才の息子に上記の先天性疾患があり、永久歯はまだ下顎の左右1と6の計4歯だけで他は乳歯の状態で若干受け口気味になってきています。
矯正治療が保険適用の疾患であるため、整形外科から紹介され矯正歯科で年一回の定期検診をうけています。
矯正歯科では今は一切何も矯正治療はせず、永久歯がある程度はえてきたら矯正治療や顎の手術を本人の希望があればしていこうと言われており、経過観察のみです。
ですが、予防歯科治療で通院している小児歯科の先生に右下の1番がはえてくるのにBが少し邪魔をしているから少しBを削って1が出やすくしてあげると歯並びがきれいになるし、ムーシールド?T4K?というマウスピースの治療で受け口気味になっているのも改善されるのでは?といわれています。
矯正歯科の先生に小児歯科の先生が言われたことを伝えどうしたらいいか聞いてみましたが、今は何もしなくてもいいように言われます。
そこで親としては少しでも改善されるのならという思いもあり、本当にこのまま経過観察でいいのか迷っております。
そこでこちらで先生のご意見をお伺いしたいのですが、この疾患で受け口気味なっているのをムーシールドで少しでもよくなることがあるのかということと、この先はえ変わるかわからないBを1をきれいに並ばせるために少し削ってもいいものか教えてください。
また、矯正保険適用の疾患を患っている場合、ワイヤー矯正でないムーシールドも保険適用になるのか教えて頂けますでしょうか?
よろしくお願いいたします。
A.広瀬矯正歯科
広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
文面からの情報では詳細がわかりませんので、まず鎖骨頭蓋異形成症の一般的な治療について説明させていただきます。 
鎖骨頭蓋異形成症の歯科的特徴としては、中顔面の成長不全に起因する下顎前突と乳歯の晩期残存、永久歯の埋伏があります。 
下顎前突に関しては、骨格的な要素と歯の傾斜による要素がどの程度かによって骨格に対するアプローチが必要か、あるいは歯に対するアプローチだけでよいのかを決めます。 
乳歯と埋伏歯の処置に関しては、どの歯がどのような状態で埋伏しているのか、永久歯の並ぶスペースは確保できているかを把握した上で治療方針を決める必要があります。 
具体的には乳歯の抜歯や永久歯の萌出を助けるための開窓、矯正的牽引などが考えられます。 
さらには補綴処置や外科的矯正治療なども将来的には可能性のある選択肢になると思います。 
ご質問のマウスピース型の矯正装置の使用についてですが、お子さんの情報が少ないため、効果があるかどうかの判断はしかねます。 
また同様の装置でカスタムメイドのものは保険適用になるので、おそらく大丈夫だと思いますが、確信はありません。 
B1を削ることについては、埋伏している永久歯とスペースに問題がないのであれば、削っても問題ないと考えます。状況によってはむしろ抜歯した方がよいかもしれません。 
また埋伏過剰歯がある場合は、その抜歯についても検討が必要です。 
矯正治療は、先生によって考え方や治療方針が変わることはよくあることです。 
現在経過観察のみというのは、上顎の前歯が永久歯に生え代わってからの方が効率の良い治療ができると考えてのことだと思います。 
当面は永久歯への生え変わりがスムーズに進むような処置を優先するのが良いのではないでしょうか。

広瀬矯正歯科
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2020-12-06神戸市兵庫区9歳

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