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上顎前突(7mm)と叢生です。通常の矯正(インプラントを使用しない)場合、奥歯が前の方に移動することはありえるのでしょうか。その場合、マウストレーニングなどで抑える事が可能なのでしょうか?(口呼吸のくせがあります。)
現在都内と関東近郊で矯正歯科の相談を受けております。
相談の結果、上顎前突(7mm)と叢生であるとのことで、矯正を行う方向で考えていますが、方法を二つ示されており、悩んでいます。
一つは抜歯でスペースを開け、デーモン3による通常の矯正とマウストレーニングです。
もう一つは抜歯して、さらにインプラントを利用した矯正です。
インプラントを勧める歯科医は、「通常の矯正では(マウストレーニングを追加しても)、奥歯が前に出てきてしまうので、インプラントを併用して全体を引っ込めた方が仕上がりがいいのではないか」とのことなのです。
なお、通常の矯正では総額約70万、インプラントだと約100万近くかかるそうです。
会社員のため、ヘッドギアやチンキャップなどはあまりつけたくないですし、個人的にインプラントには抵抗があります。
いくつか相談した中では、「抜歯かインプラント」と考えるお医者様が多かったので、併用しなければならないというところが微妙に納得しかねています。
散文になってしまいましたが、
1.通常の矯正(インプラントを使用しない)場合、奥歯が前の方に移動することはありえるのでしょうか。その場合、マウストレーニングなどで抑える事が可能なのでしょうか?(口呼吸のくせがあります。)
2.インプラントと抜歯は併用するものなのでしょうか?ほかに相談に回った中では、「抜きたくないならインプラント」と薦められたので、併用する意味合いを測りかねています。
どうかご意見をお願いいたします。 |
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こんにちは、西田矯正歯科の西田真です。
通常の抜歯矯正歯科治療の場合、前歯を抜歯したスペースに動かすとその反作用で奥歯も前に動きます。その反作用が起きないように、ヘッドギアなどの補助装置をお口の中に装着します。しかし補助装置を装着しても、協力度合いにより奥歯が前に動きます。そこで最近はその反作用を完全に押さえるためと、患者さんの協力を仰がなくとも可能な矯正用インプラントを併用して治療することがあります。これにより奥歯の移動は起こりませんので、前歯を完全に後ろへ動かすことが出来ます。
またこれとは違った種類の矯正用インプラントを使用すれば、上顎前突や叢生の解消を行う場合、全部の歯を順番に後ろへ後退させることが可能です。それで非抜歯治療でも、程度にもよりますが上顎前突や叢生の解消が可能になりました。
つまり大きく分けて2種類のタイプの矯正用インプラントがあります。抜歯した隙間を全部前歯の後退に利用する比較的小さなタイプと、歯全部を動かす強固なタイプの2種類です。
先生により両方を使い分けておられる先生と、どちらかのみしか使用されておられない先生がおられます。そのため何人かのいろんな
先生の説明を受けられたので、混同され不自然さをお感じになられたのではないでしょうか。
次にマウストレーニングとデーモン3を併用すれば、以前の装置に比べ奥歯が動きにくくなり、前歯の後退が容易になりました。しかし動くか動かないかは、癖の程度とご本人の努力に依存します。さらに奥歯がどれだけ前に動いても治療が可能かどうかの許容範囲の予測診断にも依ります。詳しくは診断された先生にお確かめ下さい。 |
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お忙しい中、丁寧なご説明ありがとうございます。
インプラントの件、今思えばその通りだと思います。
インプラントを薦めたお医者様は二人いらっしゃったのですが、その時のインプラントの形が違っておりました。いろいろ聞き回り過ぎて混乱していたようです。
デーモン3だと奥歯の移動が少なくなるとのこと、非インプラントのお医者様がデーモン3を薦めた理由も納得しました。(新しいものを試したいだけなんじゃないかと疑ったりしていました。すいません。)
個人的にインプラントとは言え、(埋没親不知を抜歯済ですが)外科手術にはかなり抵抗があるので、非インプラントのお医者様のところで矯正をしようと思います。
大変参考になりました。ありがとうございました。
情報が多い中、先生方のような存在は非常に貴重だと思います。
また何かありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
僭越ながら、お忙しい御身、くれぐれもご自愛くださいますようお願いいたします。 |